ある冬の日―― 自宅の姿見、その鏡面の揺らぎが全ての始まりだった。 揺らぐ鏡から飛び出してきたのは、キツネの耳を持つ少女・ろか。 事情を訊くも要領を得ないままに、元来た鏡に向かって走り出す少女。 主人公・巧斗と、妹・椎凪は、彼女を追いかけ鏡へ身を投じた結果――‘向こう側’へと迷い込んでしまう。 そこは人間の世界とよく似ているが、異なる世界。 神仏妖怪魑魅魍魎、ヒトならぬものたち――カミガミの住まう世界。 「ようこそ、神隠しの向こう側へ――」 どこか浮世離れした、ウサミミの少女・みこと。 茶屋を営む付喪神・千代。ろかと、その母である九尾の狐。一緒に神隠しされた椎凪。 彼女たちと共に、巧斗は元の世界に戻る方法を探していくが……、 その交わりの中で、彼はカミガミの本質と兄妹の秘密を知ることになる。 ヒトとカミガミ。2つの世界。4人の少女たち。 雪降るカミの地で、境界に立つ彼が想うのは―― 「あなたの居場所はどこですか――?」 注文方法の説明はこちら
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