◆あらすじ 聖王国【オースティン】の陥落───。 この出来事は、同時に古の大魔術師 【アシュレイ=ガーランド】の復活を全世界に知らしめた。 伝説の魔術師の存在をもはや御伽噺のようにしか捉えていなかった 現代の人々は、聖王国のみならず瞬く間に宗教国家【アストリア】 や【蜃気楼の森】のエルフの集落までも落とされたと聞いてその 脅威を改めて実感させられ、危機意識を募らせる。 しかし今更世界各国がすぐ一つに纏まるなど極めて難しく、 同盟関係にある国々が、幾つかの単位でアシュレイ討伐軍を編成する、 あるいは事態が好転するのを期待して守りを固める、 もしくは逆にアシュレイに取り入れないかと画策する国まで出始めるなど、 かなり混沌とした様相を呈していた。 一方のアシュレイ自身は、そんな世界の混乱を眺めて苦笑を浮かべ つつも実のところ、本来の目的である魔術の研究に没頭する日々を送っていた。 この男にとって侵略や世界征服は本来手段の一つに過ぎず、むしろ面倒事なのである。 どれほどの努力と研鑽を積み重ねてもいまだ解決の糸口が見出せない、生来抱える欠陥。 それを克服するため、あらゆる種族の壁を取り払って交配を進め、 新たな生態系を生み出す事こそが目的なのだ。 そんな中、聖王国より西に位置する女性上位の帝国【ガレス】が 急速に軍備の拡大を進めているという情報を掴む。 【ガレス】は女性のみの国家である聖王国と似ている部分もある という事からこれまで同盟を結んできた国で、新興国かつ宗教観を 押し付ける【アストリア】を連携して牽制してきた。 アシュレイによる聖王国支配以降同盟は破棄され、国交は断絶して いたが、ここへ来て女帝【ベルタ=クリスタンフォード】は聖王国 への侵攻をいよいよ開始するべく動き出したのだ。 【ガレス】で独自に研究開発が行われていたという人造亜人なる ものが完成した事がキッカケらしいと知ったアシュレイは、 聖王国を忠実な下僕達に任せ、その研究そのものに興味を持って独自行動を開始する───。 注文方法の説明はこちら
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